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​自立生活センターって?

自立生活センターが考える「自立」とは?
~選択、決定、行動、責任~

 自立生活センターにおける「自立」は、障害のある人自身がその人生をどのように生きるかを選択し、決定し、主体的に行動することと考えています。そして、その行動についての責任を自分自身が負うということも大切です。そして、それらの選択、決定、責任を達成するための支援や制度等を活用することも自立生活においては大切なことだと考えています。

 自立生活に必要なこと ~利用者から人生の主体へ~ 

 障害者が自立生活を達成するための社会資源や

暮らしやすい環境づくりが必要です。

・自分のことを応援してくれる仲間

・生活のことや制度の利用・申請方法などの相談先

・生活の基礎となる介助者を派遣する仕組みと人材

・法律や制度を改善するための活動

・障害者も暮らしやすい地域に変えていく活動

 

 そういったあらゆることについて、サービスの利用者としてだけではなく、障害者自らが中心となって社会資源を創り出し、地域で生きるリスクをも主体的に引き受けることが自立生活には求められます。地域で自立生活を送ることで獲得できる自由や権利は、誰かに与えてもらうものではなく、社会を変える活動の実践のなかで勝ち獲っていくものだと考えています。

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​活動紹介

​自立生活・権利擁護活動
【IL&Advocacy】

 リアライズでは、社会を変えるための取り組みはもちろん、障害のある仲間による「当事者だからこそわかる経験」にもとづいた相談や、生活に必要な制度やノウハウの学習や体験、自立生活体験室を利用した自立体験プログラムなど、自立生活を実現するための取り組みを行っています。

 自らが主体的にライフスタイルを選んで、決めて、その決定に責任をもつことで、家族に依存した生活ではなく、自分を人生の主人公とした生活を実現することができると私たちは考えています。

 そして、障害のある自分たち自身が主体となって、障害がある人もない人も暮らしやすい社会の実現、法律や制度の充実、そして、差別や偏見の解消をめざし、社会をよくするための活動を進めています。

 権利擁護活動~障害者自立生活運動~  

 障害者も健常者と同等の権利が保障される社会を目指し、障害者が中心となるり社会を変えるための取り組みを障害者自立生活運動といいます。泉州、大阪府、関西、全国の多様な障害者団体と連携し、国や地方自治体に対して、障害者の権利擁護を目的とした協議を行ったり、障害者をとりまく問題を社会にむけて発信したり、差別を受けた人を救済するなどの取り組みを行っています。

社会を変えるための主な取り組み

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【写真:自治体への要望活動】

 エンパワメント企画の開催       

 自立生活運動をつうじて、「出会い」「交流」することを目的として企画を実施し、企画・運営・参加を通じて、携わる人々と、地域そのものがエンパワメント(=力がつく・元気になる)されることを目指しています。 

 人材育成、人材交流の実施       

 

 自立生活センターで活動している人、自立生活センターに興味のある人など、障害のあるなしに関わらず、国内、海外の仲間たちとの交流を行っています。また、最新の障害福祉情勢等の学習、スタッフのスキルアップのためのセミナーへの参画を行います。 

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【写真:ハンバCIL研修in韓国(2014)】

 Web/SNS/機関紙による情報発信   

 

 障害福祉情勢、制度情報、講座等の案内、活動報告、生活に役立つ情報などの様々な情報を、インターネットやニュースレターで発信しています。 

自立生活のための主な取り組み

 自立生活プログラム ~ILP~      

 長時間の入所施設での生活や住宅であっても家族に依存した生活を送らざるをえない事情によって経験できなかった、社会参加、余暇活動、交通機関の利用、料理、金銭管理、制度学習など、様々な経験を、障害者スタッフがリーダーとなり、失敗も含めて体験するためのプログラムです。

 実際の自立生活を体験するために、自立生活体験室を活用した宿泊型のプログラムも行っています。

 ピア・カウンセリング         

 

 障害者スタッフが自身の経験をもとに、自信と誇りを取り戻せるように、カウンセリングを行っています。また、相談にのる人材育成のための、ピアカウンセラーの養成も行っています。

​相談支援
【Consultation Support】

 2012年4月より、障がい者総合支援法および児童福祉法により、障がい福祉サービス・障がい児通所支援を利用するためにサービスの更新(変更を含む。)申請をする場合は、「サービス等利用計画」が必要になりました。リアライズでは、身体障害のある方を対象に計画相談支援を実施しています。

 なお、サービス利用者のうち、地域生活支援事業(移動支援事業・日中一時支援事業・障がい児タイムケア事業・地域活動支援センター事業)のみを利用している場合は、「サービス等利用計画」の作成は必要ありません。

 

【サービス利用計画とは・・・】

 福祉サービス等の利用を希望する方に対しての総合的な援助の方針や解決すべき課題を踏まえ、最も適切なサービスの組み合わせを考え、支援計画として記載します。一つの計画を基に関係者が情報を共有するので、一体的な支援を受けることができます。

​サービス等利用計画の作成 / モニタリング
 泉大津市指定特定相談支援事業 

 障害者総合支援法における障害福祉サービスを利用申請の際に、自分自身で利用についての計画を作成する(セルフプラン)、または、各市に登録している特定相談支援事業所によって作成されたサービス等利用計画が必要になります。

 リアライズでは、セルフプラン作成のアドバイスや、特定相談支援事業としてサービス等利用計画の作成を行っています。また、定期的なモニタリング、随時必要な相談、情報提供、他期間との連携を行っています。

 

【サービス利用計画についての相談受付時間】

 月曜日10:00~18:00

(月曜日以外をご希望の場合は、ご相談ください。)

 

​介助派遣
【Assistance】

 自立生活を実現するためには、自分の生活をもとに支えてくれる健常者の仲間、いわゆる介助者が必要です。自らの生活に必要な介助をまかなうためには、自らが介助者の募集に取り組み、介助者を育成することも求められます。そして、その育成の過程では障害者が中心となり、介助を担う健常者のスタッフとともに取り組みます。

 また、リアライズでは、公的な介助制度を活用するだけではなく、制度では補いきれない介助を、どのように補うかを仲間とともに考え、障害者の生活を支える仕組みを創り出し、その仕組みを向上するために活動も行っています。このように、リアライズでは介助保障について、障害者と健常者が一緒になって検討、実践しています。

介助者を派遣するための仕組み

 介助保障制度や自己負担による介助派遣 

 障がい者総合支援法による、居宅介護、重度訪問介護、移動支援を行っています。介助内容としては、自宅での身体介助(食事、入浴、排泄、着替えなど)、家事援助(調理、洗濯、掃除など)、外出の介助など生活全般の介助を行っています。また、制度では保障されていない部分の介助を自己負担で行っています。

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【写真:外出時の介助の様子】

 当事者との連携            

 

 当事者会とは、リアライズの介助派遣を活用しながら自立生活を送っている、または、目指している障害者による自主的な組織です。

当事者会の呼びかけにより、リアライズ事務局から介助派遣事業の現状を報告し、情報を共有するとともに、介助派遣の仕組みをともに検討することで、自立生活を実現、継続するために必要な介助派遣のあり方を検討しています。

 介助派遣にまつわる相談        

 

 介助を使うことによって、やりたいことを達成できる反面、障害者も介助者もお互いの関係性や様々な生活場面についての悩みをかかえることがあります。リアライズでは、コーディネーター(介助派遣のシフト調整・介助についての相談担当)による、介助にまつわる多様な相談を行っています。

 応援してくれる仲間を募集する活動   

 

 当事者会の決定に基づいて、大学、専門学校等での講演や活動のアピール、街頭でのチラシ配布などを行い、活動の趣旨に賛同し協力してくれる仲間の募集を行っています。

介助者を育てるための取り組み

 同行研修(新たな利用者の介助へ入る度 

 初めての障害者の介助に新しく入る際に、熟練の介助者が同行し、研修を行います。介助者として活動するのが初めての方でも安心なように、障害者も介助者もお互いに安心できるまで複数回にわたって行っています。

 初任者研修会(初回)         

 当事者会とは、リアライズの介助派遣を活用しながら自立生活を送っている、または、目指している障害者による自主的な組織です。

当事者会の呼びかけにより、リアライズ事務局から介助派遣事業の現状を報告し、情報を共有するとともに、介助派遣の仕組みをともに検討することで、自立生活を実現、継続するために必要な介助派遣のあり方を検討しています。

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【写真:初任者研修】

 現任研修会(年4回)         

 

 既に活動している介助者に向けた研修を行っています。

 障害当事者やスタッフ、介助スタッフ、外部講師による講義、グループワーク、緊急時の対応研修など幅広い内容で行います。

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【写真:現任研修会】

 重度訪問介護従業者養成研修の実施   

 

 障がい者総合支援法による介助派遣事業で活動するために必要な「重度訪問介護従業者」の資格取得のための講座を開催しています。

 リアライズでは、障害当事者による講義や実習に力を入れています。(*取得できる資格は全国共通です。)

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【写真:重度訪問介護従業者養成研修】
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