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夢宙センター

今日は昨年の夏からダスキン研修でアメリカ・シカゴに留学されていた夢宙センターのノアさんの帰国後報告会がありました! シカゴのイリノイ大学で学び、アメリカ最大の自立生活センターであるアクセスリビングや運動団体であるADAPTで活動されていた体験をお話して下さいました♪♪

アメリカではそもそもの障害の捉え方が日本と大きく違っており、社会モデルの考え方が障害者だけではなく、一般市民にも浸透しているそうです。いわゆる「障害者」の中には松葉杖を使っている人や妊婦さんも含まれるといったお話は印象的で、「障害」を疾病やADLではなく、その人にとっての必要なサポートは何かという視点で見る捉え方が広く受け入れられているようです。 医学を学ぶ学生にもそうした社会モデルを深く考察する授業があるなど、価値観が大きく前進しているなと感じました。

一方、「介助」については福祉の領域だけではなく、どんな場面においても合理的配慮として当たり前に提供されるべきと捉えられているそうです。例えば大学やお店、バスなどの交通機関・民間事業者によっても当たり前に提供されるべきという考え方があり、よって公費で保障される「介助」は日本よりも遥かに短い時間数しかないようです。また公費による介助制度が認められるまでに2年以上掛かる場合があり、それが障害者の地域移行を阻む要因になっているようです。 権利保障と介助保障が一体となっていないというアメリカの難しさも知ることができました(^^;

報告会では、ノアさんのお話だけではなく、ADAPTの運動の歴史を追った映画「Piss on Pity」も上映されました。ADAPTがどういった経緯で創られたのかが語られており、ADAができるまでの囲い込み運動の模様など迫力ある作品でした。個人的にジャスティン・ダートさんの肉声が聞けたのは良かったです(^^)

長時間の介助や医療ケアが必要な中、単身でアメリカに渡られたノアさんのバイタリティはメチャクチャすごいと思います! これから1〜2年間、再びシカゴで研修を受けられるそうで、アメリカと日本の障害者運動の架け橋になられることを心から応援しています!

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