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現任研修

  • ななこはん
  • 2018年7月10日
  • 読了時間: 2分

7/8(日)に社会福祉法人水仙福祉会の姫島子ども園の園長である岩崎さんをお招きし、内部向けの研修会を開催しました。 「行動障がいはつくられる~その背景と支援を考える 『意味了解的アプローチとは』~」と題して、主に重度の知的障害や自閉症がある方で行動障害を伴う方との関わりについて、講演をして頂きました。

水仙福祉会では「行動障害」について、本人が持って生まれた問題ではなく、本人と周りの人との関係、つまり本人の理解、支援の関わりのあり方によって、二次的、三次的に作られたものとし、行動はその人の心の状態を映し、その行動を「言葉」として受け止めていく必要があると考えています。 どんな行動にも意味があり、表面的な行動の改善を目指すのではなく、「こころ」に焦点を当てた支援によって、本人が人に対する信頼を形成・回復し、安心感と自信、自尊感情をもって生活していけるように支援されているようです。 どんな人も自分の意思、感情、内面世界を持っていて、自分のことを理解してくれる人を探しています。なので、本人の本当の思いを理解し支える支援を「意味了解的アプローチ」と呼んでいます。

一見、特定の障害種別の方への関わり方のように思えますが、意味了解的アプローチは介助における当事者-介助者の関わりや認知症高齢者への介護、子育てなど幅広いものに通じると思います。 その人の言動をその人の問題や単なる障害(病気の)特性、年齢によるものなどと片付けるのではなく、自身は相手にとってどのように映っていたのか、周囲の人たちとの関わりはどうであったのかなど、多様な視点で見ていくことが必要だと感じました。

障害種別や障害のあるなしに関わらず、人間は、基本的信頼関係をベースにして、他者との関わりの中で自分の世界を拡げていく存在であります。そうした考え方を大事にしながら、リアライズでも多様な方との関係性を築いていけたらと思いました。

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